進捗管理・コスト管理
EVM等を用いて進捗を定量的に管理し、ユーザとベンダが共有している。
EVM等を用いて工数を管理し、ベンダのプロジェクト承認者と共に共有している。
進捗に関する管理限界を組織の実績から定めている。
進捗、コストについて、管理限界を超えたときの対処も決まっている。
進捗データはWBSの実績から取り出しており、適宜更新されている。
リスク管理
プロジェクトのリスク評価チェックリスト(当リストもその例)を定めている。
前項のリストを使用したリスク評価を定期的に行っている。
検出したリスクについて、トリガ、監視項目、監視方法、対応策、対応者、対応期限等を定めて管理している。
リスク対応策は、実現可能である。
リスクが顕在化したときに影響を受ける全ての部門にリスクを開示し対応策の合意を得ている。
リスクの影響を定量的(遅延日数、超過コスト等)に把握している。
規制・法令・認証・認定に依存する作業がある。
他プロジェクトからスケジュール、コストについて重大な影響を受ける。
業務調整が必要な部門が複数あり、且つ調整が困難である。
購入品の納期にリスクがある、または余裕がない。
可能な限り、ユーザ側とベンダ側双方が、お互いのリスクを共有している。
リスク管理状況は、定例の進捗会議の議題である。
課題管理
検出した課題について、対応策、対応者、対応期限等を定めて管理している。
課題対応策は、実現可能である。
影響を受ける全ての部門に課題を開示し対応策の合意を得ている。
課題の影響を定量的(遅延日数、超過コスト等)に把握している。
可能な限り、ユーザ側とベンダ側双方が、お互いの課題を共有している。
課題管理状況は、定例の進捗会議の議題である。
品質管理
品質計画で予定されたレビューを全て実施し、承認されている。
前回までの品質保証レビューで指摘された事項や保留事項への対応は完了している。
品質計画で予定されたテストを全て実施し、テスト完了基準を満たしている。
検出した欠陥を組織のプロセスに従って適切に管理し、対応策が完了するまで実績把握している。
欠陥の傾向を分析し、発生の真因を検討して対処している。
欠陥の発生数や発生工程から、最終成果物の品質と納期を予測し、必要に応じて対処している。
欠陥の対応に優先順位を付けている。
解決が困難な欠陥については、代替案を準備している。
要員及びプロジェクト参加者の管理・スキル管理
プロジェクト参加者(ユーザ側含む)は計画通りの工数を投入できる見込みである。
プロジェクト参加者は計画通した会議に出席できる見込みである。
プロジェクト参加者が兼務する他作業に問題が発生していない。
プロジェクト参加者の健康や家庭環境、モチベーション等に問題がない。
チームワーク及びユーザとベンダの関係は良好である。
要員のスキルは期待通りであり、計画された研修も受講している。
依存関係管理
他関連プロジェクト等外部依存関係先は、その旨を承知し合意している。
当プロジェクトと依存先との情報交換や協力は計画通り行われている。
構成管理
プロジェクトの成果物を保管する場所が定められ、アクセス権も設定されている。
各成果物について排他制御が正しく設定されている。
各成果物の変更履歴を管理するしくみがある。
各成果物にチェックイン・チェックアウト(※10)の仕組みがある。
最新の成果物を容易に識別できる。
確定した成果物間を繋ぐベースライン(※11)を管理している。
10「修正の為に誰かが成果物を取り出すのがチェックアウト、修正が終わって戻すのがチェックイン。成果物を今、誰が修正しているかを管理する仕組みよ。」
11「開発中は様々なドキュメントが無秩序に修正されていくから、最新で整合のとれたドキュメント群を一つのフォルダに入れたりして管理するの。このフォルダ毎にバージョン番号を振って管理するのが、ベースライン管理よ。」
外部委託(下請)管理
外部委託先の見積りの妥当性を検証している。
外部委託先の選定は客観的な基準に基づいている。
外部委託先の窓口は明確である。
外部委託先の作業範囲と分担に関する条件が明確になっている。
外部委託先は実績、スキルから見て作業を実施可能である。
外部委託先との定例会及び進捗報告の内容について合意している。
発注時想定より作業量が増えたときの対応方針が明確である。
外部委託先成果物の受入れ基準は明確に文書化されている。
外部委託先と構成管理、リスク管理、課題管理に関する情報を共有している。
品質計画は、外部委託先の活動に対しても適用されている。